DRISS 切羽前方探査システム
概要
穿孔時における油圧式削岩機の油圧データを計測し、地山の性状を客観的に推定するシステムです。
特徴
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1地山パターンを客観的に評価することが可能
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2地質を事前に把握し、施工にフィードバックすることが可能
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3事前に地質を把握することにより、安全な施工につながる
主な仕様
地山パターンを客観的に評価することが可能
穿孔探査結果が得られたら、弱部での支保パターンの検討を行い、施工の安全性向上や地山の安定性確保を図ります。
▼地山評価区間
坑口から50~100m程度の区間では、穿孔探査を実施した結果と、その後の施工により明らかとなった地山性状(切羽観察や変位計測結果など)を比較し、地山パラメータ(穿孔速度や穿孔エネルギーなど)と地山性状の関係を明らかにします。
▼本探査区間
地山パラメータと地山性状の関係が概ね明らかになれば、穿孔探査により得られた地山パラメータと地山分類の関係を定め、必要に応じて支保パターンを変更します。
また、常に切羽観察結果と地山パラメータの値を比較検討し、両者が一致するように地山パラメータを用いて地山性状を決定する精度を向上させています。
導入による効果
本システムを導入することにより、事前に地質を把握することができ、効率的で安全な施工を図ります。